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風光り、山笑う

風光る季節、近所を歩くだけでも、春の自然が語りかけてくる。家々の庭先の花々は、待っていましたとばかりに咲き誇っている。少し遠くを眺めれば、新緑に包まれたやわらかな山々が目にうつる。皆、精一杯に<いのち>を輝かせているようだ。「山笑う」とは、よく言ったものだ。 かつてモーセは、人間を超えた主(ヤハウェ)なる神に、ホレブという山で出会い、出エジプトという尊い使命を託された(出エジプト記3章)。その山は緑豊かな日本の山々とは異なり、ごつごつした岩山だった。現在、ジュベル・ムーサ(モーセの山)と言われる、そのホレブ山を登った知人の話によれば、確かにそこは「樹木なく、水もなく、まったくの乾燥しきった山だった」という。思えば、そのような厳しい砂漠のような自然のなかにあっても、一方で私たちの知る穏やかな自然の中にある春の山においても、神さまは自らを示してくださるのである。 私たちも詩編の詩人と共に祈り憶えつつ、人生の山道を歩み続けたい。「主がすべての災いを遠ざけて、わたしたちを見守り、わたしたちの魂を見守ってくださる」(詩編121を参照)ことに感謝し、その御恵みを深く心に刻みつけながら・・・


☆4月19日の説教要約:
「キリストがあなたがたの内におられるから、体は罪によって死んでいても、霊は義によって<いのち>になっているのです」(ローマ8:11・私訳)
私たちは復活信仰によって、すでに聖霊の力に与って生きているのです。どうか、この事実に気付いてください。だからこそ、私たちは祈れるのです。だからこそ、私たちは「罪と死」の現実に負けないで、勇気をもって勝利の人生を歩み続けることができるのです。このことをあらためて心に刻み、もっと雄々しく、もっと果敢に、これからの人生の道を歩もうではありませんか。御国に召されるその日まで・・・
by aslan-simba | 2009-04-18 08:10 | Comments(0)

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