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カレンダーマーチ

今年も、もう二月、如月を迎えた。暦によれば、3日(日)が季節を分かつ節分。そして翌4日(月)が、禅寺の山門に「立春大吉」と左右対称のおめでたい文字が掲げられる立春。厳しい寒さのなかにも、いよいよ春が立つ。この季節のほほえみを伝える新たな雑草との出会いが、近頃の散歩の楽しみとなった。 今日は山道を歩きながら、お母さんと一緒に幼稚園から戻る元気な子供たちとすれ違った。その姿を見ながら、家の子供たちが小さかった頃、幼稚園で教わったこんな歌を聞かせてくれたのを思い出した。「一月いっぱい雪よふれ 二月は庭には福寿草 三月寒さにさようなら 四月は小学一年生 カレ カレ カレンダーマーチ 一年たったら またおいで」・・・ほのぼのとした十二ヶ月の数え歌。これを歌いながら、子供たちの中に暦と季節感がはぐくまれて行ったようだ。 ところで、教会のカレンダー(教会暦)では、今年は6日(水)からレント(受難節)に入る。主のご受難と十字架とを心に刻みながら過ごす46日間(日曜を除くと40日となる)、中世の初期まではイスラームのラマダンのように、日中は食物を口にしないのが普通だったという。今の時代、私たちにレントの過ごし方に関するマニュアルはないが、できる範囲での節制と克己につとめたい。そして3月23日(日)のイースター(復活祭)には「大いなる春」、「いのちの夜明」を心から喜ぼうではないか。暦は今、確かな春の足音を私たちに告げている。
by aslan-simba | 2008-02-01 09:33 | Comments(0)

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