人気ブログランキング | 話題のタグを見る

人生のメダリストに

 早朝ウォーキング、黙想と祈りの時を終え、すがすがしい気持ちで朝の食卓に。日本人選手の活躍を伝えるオリンピックのニュースが流れています。選手たちの研ぎ澄まされた演技、迫力のあるプレーに、表彰台に立つ美しい彼らと日章旗、また戦いに敗れても再起を誓うその姿に・・・本当に励まされます。

 多くの選手が幼い頃から厳しい練習を積み重ね、挫折や試練を乗り越えて今ある・・・。そんな彼らを支えて来たのが「大きな夢」であり、「将来へのヴィジョン」だったと、あらためて知らされ、「夢」と「幻」(ヴィジョン)の力に思いを馳せます。同時に彼らの気概に学ばされます。

 ふとペンテコステの聖句が脳裏を走りました。「神は言われる。終わりの時に、わたしの霊をすべての人に注ぐ。すると、あなたたちの息子と娘は預言し、若者は幻(ヴィジョン)を見、老人は夢を見る」(使徒217、ヨエル31)と。 日常生活の不平不満ばかり語る人がいます(嬉しいこと、感謝すべきことも多々あると思うのですが)。ある種メディアの影響もあるのでしょうが・・・。ただ
そういった言葉は、自分のみならず、周囲の人の心をも暗くします。

 将来に不安しか覚えられないときは、聖霊を求めて、真剣にひたすら祈りたいと思います。聖霊に与るとき「老人は夢を見る」のです。 夢とは、明るい未来、将来の希望を想定したものです。私たちは、そのような開かれた未来と共に、充実した今を生きることができるのです。
年齢を重ね、心身に弱りを覚えつつも、過去ではなく、未来に向かって生きる勇気が得られるのです。

「人生のオリンピック」のフィールドで私たちは、
「自分に定められている競争を忍耐強く走り抜こうではありませんか」(ヘブライ121)、さらに「わたしは、戦いを立派に戦い抜き、決められた道を走りとおし、信仰を守り抜きました。今や、義の冠を受けるばかりです」(テモテ二478)と私たちも人生のメダリストになりましょう。御国の夢を最後まで信じて。主に委ねて。

「若者も倦み、疲れ、勇士もつまずき倒れようが、主に望みをおく人は新たな力を得、鷲のように翼を張ってのぼる。走っても弱ることなく、歩いても疲れない」(イザヤ403031)。御言葉がこの身に成りますように。



☆8月21日説教「憐れみ」要約:

「バルティマイという盲人の物乞いが道端に座っていた・・・『ダビデの子イエスよ、わたしを憐れんでください・・・』」(マルコ福音書104851

 神の憐れみを自らの身に経験したバルティマイ。この奇跡物語は「主よ、憐みたまえ(キリエ・エレイソン)」という祈りと共に伝えられている。私たちも今、同じ憐れみの中に生かされている事に思いを注ぎたい。

by aslan-simba | 2016-08-17 19:30 | Comments(0)

〒612-8006 京都市伏見区桃山町大島86-29  京阪桃山南口より徒歩8分、ほっこりした教会   天に在る牧師の愛犬たちです。

by aslan-simba