クリスマスの色は?

 四季折々を織りなす色があります。春は若草の色、秋は紅葉の彩りというように・・・。教会のカレンダーにも色があります。ならばクリスマスの典礼色(教会暦に定められた色)は何色でしょうか。学生に問いかけると答えは大抵、赤もしくは緑ではないか、と返って来ます。

 ならば赤?・・・「真っ赤なお鼻のトナカイさん」、そのトナカイのソリにのって登場するサンタさんも赤い服装をしています。それはサンタクロースのモデル・聖ニコラスの司教服が赤だったことに由来します。この赤という色は、キリストの十字架の血や光を表すとも言われます。ただ教会暦の赤はクリスマス色ではなく、聖霊降臨祭を彩るペンテコステ・カラーなのです。

 では緑?・・・緑といえば、常緑樹モミの木のクリスマス・ツリー。一説によるとこの習慣は宗教改革者ルターが始めたと言います(異説も多々あり)。さらにクランツも緑の柊で作ります。緑は永遠の命を表すとされ、教会暦では聖霊降臨節以降の通常時の典礼色なのです。よって赤でも緑でもありません。

 そうは言っても、赤や緑がクリスマス・シーズンを美しく飾る色に相違ありません。わけてもこの赤と緑のグラデーションを見事に示すポインセチアが近年、クリスマスの花として定番化しました。最近は愛らしいピンクのプリンセチアという花も出て来ました。

 余談になりますが、この時期、私自身は優雅な黄金色も楽しみます。JR新田駅前の大いちょうの葉の色です。例年、アドベントの一時期ですが、幻想的な黄金の絨毯が駅前に広がるのです。主の到来を待ち望むかのように・・・。

 では、教会暦に定められているクリスマスの典礼色ですが・・・答えは白。教会暦で白は純真な喜びと感謝を表す、おめでたい色とされます。ちなみにイースターも、結婚式も白。なおそのクリスマスを迎えるための準備を行うアドベントは紫色です。高貴な紫色は教会暦では、悲しみと悔い改めの心を示すのです。そんな訳でレントも同じ紫色となります。

 さて今年の紫の季節(アドベント)はあとわずか。もうじき白のクリスマス・・・。心を清らかにまっさらにして、豊かなクリスマスの恵みに与りましょう。メリー・ホワイト・クリスマス!



☆12月13日説教「主への賛美」
「父ザカリアは聖霊に満たされ、こう予言した。『ほめたたえよ、イスラエルの神である主を。・・・』」(ルカによる福音書1:67‐68)
 ヨハネの父ザカリアは、沈黙の恵みを頂き、その口が開かれた時には、大いなる賛美をなした。待降節、私たちも心静かに賛美の思いを内に満たしたい。主の御前に溢れ出るような賛美を奉げる為に。
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by aslan-simba | 2015-12-07 21:26 | Comments(0)

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