2015年 04月 23日
Hope for Tomorrow
ただ、この歌詞が頻繁に脳裏に走ったのは、17、8年ぐらい前のこと、自分にとって、かなりしんどい経験をしていた頃です。それでも何とか頑張って前向きに仕事をし、少しでも明るい未来を築きたいと祈った折に、よくこの歌が心の内に甦り、励まされました。
「明日」とは、「明るい日」と書きます。その言葉には単に次の日ということではなく、未来の可能性と希望が示されています。どこまで行っても、その「明るい明日がある」から、「今は大変でもあきらめず頑張ろう」と・・・。 その後も今に至るまで、私は昨日より今日、そして今日より明日へと、思いをつなぎながら歩んで来ました。
そんな思いに重ね合わせてパウロの言葉を読むと、聖句がリアルに響きます。「わたしたちは知っているのです、苦難は忍耐を、 忍耐は練達を、練達は希望を生むということを。 希望はわたしたちを欺くことがありません。わたしたちに与えられた聖霊によって、神の愛がわたしたちの心に注がれているからです」(ローマ5:2-6)。「『恵みの時に、わたしはあなたの願いを聞き入れた。救いの日に、わたしはあなたを助けた』と神は言っておられるからです。今や、恵みの時、今こそ、救いの日」(コリントⅡ6:2)と。
先日、パソコン検索をしていた際に偶然、科学者アインシュタインが遺したこんな言葉を知りました。「昨日に学び、今日に生き、明日に希望をもとう。大事な事はいつも問い続けることであるLearn from yesterday Live for today Hope for tomorrow The important thing is not to stop questioning.)」。
過去から学び、今日を真摯に生き、未来に確かな希望をつなぐ・・・。明日という未来があるからこそ、今日という日が恵みになるのです。思いを常に前に向け、ベストを尽くして今日を生きる姿勢をいつまでも大切にしたいと願います。「人事を尽くして天命を待つ」・・・。
私たちには、「どこまで行っても明日がある」。輝く未来がある。約束された御国に召される日まで、希望の明日は続きます・・・。
☆4月26日説教「心の目」要約:
「心の目を開いてくださるように。そして、神の招きによってどのような希望が与えられているか、聖なる者たちの受け継ぐものがどれほど豊かな栄光に輝いているか悟らせてくださるように」(エフェソの信徒への手紙1:18)
神さまは大きな力を、私たちの内に働かせ導いて下さいます(19‐20参照)。そのことに気づき、常に期待をもって歩んで行けるよう、「心の目を開いて」行きましょう。