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冬来春不遠

今朝はみぞれまじりの空模様。立春が過ぎ、温かい日がしばらく続いたが、ここ二三日は寒さがぶり返している。すんなりと「スプリング・ハズ・カム」とはなりそうにない。それでも、行きつ、戻りつしながらも、自然は着実に新たな季節へと胎動している。外に出て、視線を上げてみよう。梅のつぼみがふくらみ、ネコヤナギの芽も銀色に輝いているのが分かるはずだ。 近づく春、希望の季節の気配、それは私たちの人生にも言えるだろう。「冬来りなば、春遠からじ」・・・今は厳冬の思いのなかにあっても、しばらくすれば暖かな春の風が吹き始め、辛い現実は溶かされて行くのである。星野富弘さんの詩にもこうあった。 「幸せという 花があるとすれば その花の つぼみのようなものだろうか 辛いという 字がある もう少しで 幸せに なれそうな字である」。・・・本当にそうだ。あと一歩で必ず幸せになれるんだ。だから、どこまでも希望を捨てずに歩み続けようではないか。「この希望は失望に終わることがありません・・・神の愛がわたしたちの心に注がれているからです」(ローマ5:5参照 新改訳)。

*「冬来りなば、春遠からじ」・・・ことわざだと思っていたのですが、英国のロマン派詩人シェリーの詩の一節の邦訳(上田敏による)とのこと。原語は“If Winter comes, can Spring be far behind?”(冬が来たなら、春は遥か遠いことがあろうか)です。


☆2月13日の説教要約:
「ああ主よ われふかき淵より 汝をよべり・・・イスラエルよ 主によりて望をいだけ そは主にあはれみあり  またゆたかなる救贖あり」(詩130篇文語訳)
詩人は深い絶望の淵から主に呼ばわり、立ち上がる勇気と希望を頂きました。私たちも主に呼び求めましょう。 神さまは私たちを主にあって希望をもって歩む人間としてお造りになっておられるのです。今日を、そして明日を導かれる神さまの慰めを今ここに頂こうではありませんか。そして、感謝と喜びとを忘れずに、人生の日々を前進させましょう。この新たな週の歩みの上に豊かな祝福がありますように。
by aslan-simba | 2011-02-12 10:09 | Comments(0)

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