2008年 07月 24日 ( 1 )

人生のでこぼこ道

蝉の声が賑わしい。今年も本格的な夏を迎えた。今朝も早朝の祈りと散歩を終え、季節感あふれる(要は、冷暖房のない)この庵で、仕事を始める。早いうちは非常に快適だが、午前十時を過ぎるあたりからは「大暑」が到来する。ある友人が、「夏」(なつ)の語源は、「熱」(ねつ、あつ)から来ていると言っていたが、その通りだと思う。それでも「心頭滅却すれば火もまた涼し」と、この庵で学び、考え、仕事を重ねるのが好きである。 ただ、今日はやたらと睡魔に襲われる。これはまずいと眠気覚ましにラジオをかけた。流れてきたのは美空ひばりの最晩年の曲。実に味わい深い。いつもなら好きなジャンルではないと、チャンネルを回すのだが、今日は聞き入り、考えさせられた。 「知らず知らず歩いてきた 細く長いこの道 振り返ればはるか遠く故郷が見える。でこぼこ道や曲がりくねった道、地図さえない、それもまた人生・・・」(「川の流れのように」)、私たちも、そのような人生を今日まで歩んできた。明日という道に対しても一抹の不安がある。またも難儀な「でこぼこ道」と出くわすのではないか、と。 ふっと、星野富広さんの一文を思い起こした。車椅子につるした鈴に託し、綴られた文章である・・・「鈴は、整えられた平らな道を歩いていたのでは鳴ることがなく、人生のでこぼこ道にさしかかった時、揺れて鳴る」(『鈴の鳴る道』)・・・あらためて希望という名の鈴を付け直したいと思う。そして、この夏の暑さも、人生のでこぼこ道も、心地のよい音を響かせながら、楽しく軽やかに乗り越えて行きたいものだ。
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by aslan-simba | 2008-07-24 18:46

〒612-8006 京都市伏見区桃山町大島86-29             京阪桃山南口より徒歩8分 ほっこりした教会、牧師の飼い犬です。
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