赤毛のアンの言葉から

『赤毛のアン』というカナダの小説、小学生の時に読んだ思い出がある。美しい緑と海に連なる村で、孤児院から引き取られた感性豊かな少女を主人公とした物語だ。 今年が、その小説(原題 Anne of Green Gables)の出版百周年にあたると聞く。先日、それを記念したテレビ番組を見た。物語にまつわるエピソード、舞台となっているプリンス・エドワード島が紹介され、興味深かった。 ちなみに作者のルーシー・モード・モンゴメリーは、長老教会牧師との婚約時代に『赤毛のアン』を記したという。36歳での結婚後も、彼女はこの物語の連作を書き続けた。同時に牧師夫人として病弱の夫を助け、苦悩しながら教会に仕えつつ、母として二人の息子を立派に育てあげたそうだ。 『赤毛のアン』の最終章に、主人公アンのこのような言葉が記されている。「今、道は曲がり角にきたの。曲がった向こうに何があるかわからないけれど、きっとすばらしい世界があるって信じているわ(松本侑子訳・集英社文庫」 (Now  there is a bend in it. I don't know what lies aroud the bend, but I'm going  to believe that the best does.)。おそらく作者自身もこの言葉をかみしめながら生涯を歩んだのだろう。 私たちの人生、確かに先は見通せない。時に思いもよらない曲がり角にさしかかることもある。それでも信じて、希望をもって立ち向いたい。その時、必ずやそこに「すばらしい世界」が開かれるはずである。
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by aslan-simba | 2008-07-04 20:15 | Comments(0)

〒612-8006 京都市伏見区桃山町大島86-29             京阪桃山南口より徒歩8分 ほっこりした教会、牧師の飼い犬です。
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