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いのちの風

初夏の夕刻、一日を振り返りながら歩く。暑かった陽の光が、今は優しい。清涼な風が万緑の木々を揺すりながら、通り抜けて行く。この爽風を体一杯に受けながら歩を進める心地よさ。心身の疲労も文字通り抜けてゆく。風に癒される・・・別に不思議なことではない。聖書の言葉遣いから言えば、風は「息」であり、「霊」である。また「神の創造の力」なのでもある。偉大な力と働きが風にひそむ。「風」をテーマにうたった詩が多いのも、それゆえだろうか。最近では、「千の風になって」という歌が多くの人を励ました。このことも、その風の働きと無縁ではあるまい。なお、「千の風」の原詩は、1930年代のはじめに米国のある主婦が、知人のドイツ系ユダヤ人の少女に贈ったものと言われる。ドイツに残した母が亡くなったのを知りながらも、時代の風潮のなかで帰国できない少女を、この詩が励ましたのである(Wikipedia参照)。何とも心温まる話ではないか。他にもこの詩のルーツは、色々といわる。それだけ多くの人が「風」に癒されてきた証左だろう。 ところで今度の日曜日には、私たち一人ひとりの上に数え切れないほどの勇気と希望の「風」が吹く。「聖霊の風」だ。それは、私たちをもう一度立ち上がらせる新たな<いのちの息吹>なのである。この「キリストの霊」、「キリストの力」を、心のうちに存分に受けとめ、癒され、励まされ、新たな人生の一歩を踏み出そう。
Commented by masa at 2007-05-26 12:53 x
私も仲間入りします、年金受給者に。20代に数年だけ加入した厚生年金です。今日ラジオで聴いた川柳のひとつに「薫風に 年金泳ぐ 初節句」というのがありました。
 年金を一生懸命に貯めて祝われた鯉のぼりでしょう。それはきっと大きく、美しく、たくましく見えることでしょう。
Commented by yoshi at 2007-05-26 23:09 x
「幸せ未満」じゃないが、「春未満」がいい。すっかり春のこのごろ、春を待ったころがなつかしい。気候がよくて窓を開けていると虫が入ってくる。花をながめていると蚊にさされる、少し力仕事をすると汗びっしょり。待っていた春はこんな筈ではなかったんだけどねえ。
Commented by yoshi at 2007-05-28 20:57 x
オジサンのつぶやき
夕焼うつくしく今日一日つつましく(山頭火)
とてもこの句のようには生きられない生々しい戦いの日々を送るおっさんです。
 一日の最後に肩までお湯に浸かりじわじわーと温まるのを待つ、「一日が終わった」と感じる時間です。頭から汗がたらたらと流れ始める頃には顔も汗でいっぱい。タオルをしぼって両手で顔に当て瞑想、とまでは言わないが「あゝ気持ちいい」と幸せをかみしめる。日本人はみんなこんなことで知らずしらずにリフレッシュしているのでしょうね。
 さてと、話は変わりますが今時レストランや喫茶店に入るとおしぼりをだしてくれます、寒い時期には暖かい、暑い季節には冷たいそれを。これで顔をふくときも大層気持ちいいものです。ところがこれは下品なんだってねえ、知らんかった、はずかしいことだった。
なんでや? 人前だから? だったらそのおしぼりを化粧室へもっていって使ったらOKなんだろうか。自分のハンカチだったら人前でもOKなのかい? 昨夏のハンカチ王子くんのよポンポンを顔にあてるのだったらいいのかい? 汗かき人にはそんなことでは汗を拭えないんだけど。
だれかこのおっさんに理由を教えてやってください。
Commented by smile at 2007-05-29 11:10 x
おしぼりの件、あれは一応手を拭くもので顔を拭くものではないそうですよ。顔はやっぱりご自分のハンカチで ということでしょうか。
それはそうと昨日久し振りに裏山でホトトギスの鳴く声を聞きました。「目には青葉山ホトトギス初がつほ」いよいよ夏ですね。
ホトトギスの鳴き声は特徴があって「テッペンカケタカ」「特許許可局」を早口に言った言葉にそっくりです。でもなかなか姿は見られません。ちょうど我が家の床の間に「一声啼破萬山曇」(一声啼いて萬山雲を破る)の一行ものが掛けてあります。この一声はホトトギスのことだそうです。それほど鋭く周りをつんざく声です。でも昨日の声は少し弱々しかったようです。これからどんどん力強くなることでしょう。 暑い暑いと汗を拭き始めるのももうすぐですね。
Commented by yoshi at 2007-05-30 20:04 x
smileさん resありがとう。
やっぱりねえ。理屈じゃなくマナー、文化なんでしょうね。喫茶店での楽しみがちょっと削減しましたが仕方ありません。ついでにこれも駄目なんでしょうね、暑い夏、喉がからからでのアイスコーヒー、あっという間に飲み干し、残った氷にコップの水を入れて飲む、さらに残った氷を口にほおばるなんて。
resは要りません。やめます。頑張って紳士を目指します。
Commented by smile at 2007-05-31 13:42 x
いや^~あ。参った、参った。 水や氷の飲み方は自由に好き勝手でいいんじゃないかしら。 実は私もやっています。 残すのはもったいないと氷を口に入れて潤しています。 堂々として。
こういうマナーは難しいですね。 おしぼりは昔お手拭きと言っていたのでわかりますが・・・。おしぼりなんて洒落た言葉はいつ頃から使うようになったのかしらね。勿論戦後ですけど・・・。
それはそうと夕べ八木重吉の本を読んでいて心打たれる詩を見つけました。
  きれいな気持でいよう
  花のような気持でいよう
  報いをもとめまい
  いちばんうつくしくなっていよう

  空のようにきれいになれるものなら
  花のようにしづかになれるものなら
  価なきものとして
  これも捨てよう あれも捨てよう
by aslan-simba | 2007-05-24 18:05 | Comments(6)

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