2017年 01月 01日
Wishing you a joyous New Year!
あけましておめでとうございます。新たな年の皆様の歩みの上に、主の豊かな祝福をお祈り申し上げます。さて、お正月を如何お過ごしでしょうか。お正月遊びの一つに「福笑い」がありますが、ご存知ですか。子供の頃のお正月、東京の祖父の家で、大人も子供も大笑いしながら、この遊びに興じたことを思い出します。半世紀以上も前の昭和時代の話ですが。
笑いといえば、ことわざにも「笑うかどには福来る」、「笑って損したものなし」「一笑一若」(いっしょう、いちじゃく・一つ笑うと一歳若返る)など色々あります。私たちの先人はこのように、「笑う」ことが人生を幸せに導くものと信じていたのです。だから「笑い」はお正月に欠かせない吉事の一つに数えられて来ました。
医学的にも「笑う」ことは、心身にとって良いと言います。笑うことで、全身の血流が良くなり、心臓の働きを良くすることから循環器系の疾患の治療に効果が大きいとか。 さらに「笑い」は、大脳の活動も活発にさせ、意欲や向上心を起こさせ、ストレス解消に良い影響を与えるとも言われています。まさに「笑いに勝る良薬なし」でしょう。旧約聖書にも「陽気な心は健康を良くし、陰気な心は骨を枯らす」(箴言17:22新改訳)とありました。
ただ残念なことに福音書には「主イエスが笑った」との記述はありません。でもご安心下さい。「そのとき、イエスは聖霊によって喜びあふれて言われた」(ルカ10:21)とあります。また主は人々にこう命じられています。「喜びなさい。大いに喜びないさい」(マタイ5:12)と。主イエスもしばしば笑顔になられたと思うのです。
なお「笑い」に関するこんな英語の名言があります。“Sometimes your joy is thesource of your smile, but sometimes your smile can be the source of your joy”(喜びはときに笑顔の源泉となるが、笑顔が喜びを生み出すこともある。ティク・ナット・ハンの言葉)・・・。 新たな年、どんな時も笑顔を絶えせずに歩んで行きましょう。「常に喜べ 絶えず祈れ 凡てのこと 感謝せよ」(テサロニケ一5:16-18)・・・
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☆1月1日説教「主に望みを」要約:
「主に望みをおく人は新たな力を得、鷲のように翼を張って上る。走っても弱ることなく、歩いても疲れない」(イザヤ40:31)
「望みをおく」の原意には「待つ」という含みがある。希望をもって主を「待ち望む」。その時、神は私たちに新たな力を与えてくださる・・・。この年の第一歩をこの御言葉に支えられ、踏み出したい。