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秋・・・心軽く 

 忙しさに追われつつ、問題や心配事も抱え、日々を過ごす。ひとつが解決すると、また新たな心配材料を見つけては、心を悩ます。そんなところが、私たちにはあるかも知れません。

 しかし、その心配事で心身に疲労を来たしたら、元も子もありません。普段から心の健康も保ちたいものです。そのために一日の時間の中、静かな祈りの時と共に、数分でよいですから、何も考えない時間を持ち、心を休めるとよいと思います。

 私は日々の祈りの後に、ひとり静かに座って目をつぶり、しばし瞑想にふけるようにしています。自分自身の呼吸だけを意識し、次から次へと入って来る思いは「雑念」として、後ろに流して行く。当初は座禅のまねごとから始めたのですが、気分が随分と楽になります。


「あなたが祈るときは、奥まった自分の部屋に入って戸を閉め、隠れたところにおられるあなたの父に祈りなさい。そうすれば、隠れたことを見ておられるあなたの父が報いてくださる(マタイ66)と主は言われましたが、神さまが報いてくださるのでしょう・・・。

 
またイエスさまは私たちに「思い悩むな」と言われ、「空の鳥を見なさい・・・野の花を見なさい」とも命じられています。神が造られたそんな自然の奥深さを知る時、私たちの心の向きが変えられるのです。 心と部屋の窓を大きく開きましょう。神さまの「風」(プニューマ)を頂きましょう。

 十月も半ばの今の時期、残暑の季節は過ぎ、本格的な秋を迎えています。空気が澄み、遠くの景色がはっきりと見えます。外に出てみましょう。夕方でも構いません。西空に沈む太陽の輪がくっきりと見えます。お月さまは、その時々の姿をさわやかに見せてくれます。美しい虫の鳴き声も響き渡る・・・。本当に気持ちの良い季節です。 信仰の詩人・八木重吉がこう詠っていました。

秋になると ふとしたことまでうれしくなる そこいらを歩るきながら うっかり路をまちがへてきづいた時なぞ なんだか ころころうれしくなる」。

 しばらくしたら始まる錦秋のシーズン、ゆったりした思いで楽しみたいものです。


☆10月16日説教:「信仰の道」要約:

「信心は、満ち足りることを知る者には、大きな利得の道です。なぜならば、わたしたちは、何も持たずに世に生まれ、世を去るときは何も持って行くことができなかです」(テモテの手紙一656

 私たちの生涯この世に何を残したかという事よりも、どう生きたかが問われるではないでしょうか。共々に永遠の命を賜る主の許に召される日まで、信仰という「利得の道」に在る事を心から感謝しつつ、その道を最後まで歩み通したいものです

by aslan-simba | 2016-10-12 21:18 | Comments(0)

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